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スアレス、新たな“クラシコ男”に。初ハットで史上最速ペースの11試合9得点

text by 編集部 photo by Getty Images

ルイス・スアレス
バルセロナのルイス・スアレス【写真:Getty Images】

 現地時間28日に行われたリーガエスパニョーラ第10節の試合でバルセロナとレアル・マドリーが対戦。伝統の「エル・クラシコ」は5-1でホームのバルサが大勝を飾る結果に終わった。

 マドリーのエースだったFWクリスティアーノ・ロナウドはユベントスへ移籍し、バルサもMFアンドレス・イニエスタが退団して日本へ移籍。さらにバルサはFWリオネル・メッシが負傷で欠場したため、過去10年あまりのクラシコを盛り上げてきた大物選手たちがいない中で試合が行われた。

 だが、クラシコの新たな主役として輝きを放ったのはバルサのFWルイス・スアレス。30分に自ら獲得したPKでチームの2点目を記録したのに続いて、75分、83分とゴールを重ねてハットトリックを達成し勝利の立役者となった。

 スアレスはクラシコで自身初のハットトリック。スペインのデータの専門家「ミスター・チップ」氏によれば、マドリー戦でハットトリックを記録したバルサの選手は11人目となった。メッシはその中で唯一2回のハットトリックを達成している。

 2014年にバルサに加入したスアレスはこれが11試合目のクラシコ出場であり、通算成績は9得点2アシストとなった。クラシコデビューから11試合で9得点という数字は、1940年代にバルサで活躍したジョゼップ・サミティエール氏に並ぶ歴代最多タイ記録だという。メッシは11試合に出場した時点では8ゴールだった。

【了】

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