現地時間18日に行われるセリエA第16節のボローニャ対ミランは、どちらにとってもタフな戦いとなりそうだ。『ガゼッタ・デッロ・スポルト』などイタリアメディアは、ボローニャの練習場に起きた異変を伝えている。

　現在18位のボローニャは、前節エンポリ戦に敗れてファンから激しい抗議があった。一部メディアはフィリッポ・インザーギ監督が解任される可能性もあると伝えている。最後の勝利は9月末のウディネーゼ戦。ボローニャファンのフラストレーションは溜まっている状態だ。

　そんな中、現地時間14日、ボローニャの練習場の前に3つの十字架が発見された。その十字架に書かれた文字は、（クラウディオ・）フェヌッチ、（リッカルド・）ビゴン、（マルコ・）ディ・バイオ。それぞれ、同クラブの代表取締役、スポーツディレクター、クラブマネジャーを指しており、抗議だとしても行き過ぎたものだ。ボローニャはすでに地元警察に連絡したとのことである。

　一方のミランは、ヨーロッパリーグでグループステージ敗退が決まり、不穏な空気が漂っているところ。過密日程の疲労もあり、こちらも難しい状況だ。

　どちらにとっても良い流れを引き込むために結果が欲しいボローニャ対ミラン。サポーターの怒りをしずめるのはどちらのチームだろうか。

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