ユベントスがトリノを凌駕する。白熱のダービー戦、C・ロナウドが示した勝利へのこだわり

現地時間15日に行われたセリエA第16節トリノ対ユベントスの一戦は1-0でアウェイチームが勝利している。白熱のダービーマッチで決勝ゴールを挙げたのはクリスティアーノ・ロナウドだ。得点後には反スポーツマンシップ的行為で警告を受けたが、そこには勝利への強いこだわりがあった。(文:神尾光臣【イタリア】)

2018年12月16日(Sun)13時10分配信

text by 神尾光臣 photo Getty Images
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白熱のダービーでC・ロナウドが決勝点

ユベントス
C・ロナウドのPK弾により、ユベントスがトリノとのダービーを制す【写真:Getty Images】

 67分、マリオ・マンジュキッチがトリノGKサルバトーレ・イチャソに倒されてPKを奪取する。これを蹴るのは、クリスティアーノ・ロナウド。強烈な弾道のシュートは、イチャソの腕を弾いてゴール右下隅に吸い込まれた。

 ユベントスにとって、これがクラブ通算5000ゴールとなったメモリアルゴール。しかもその節目が、トリノの街の覇権を争うトリノダービーだ。これまでマンチェスターダービーで4ゴール2アシスト、そしてマドリードダービーで22ゴール8アシストを記録した男は、新天地のダービーマッチでも決勝点を挙げる活躍をした。

 トリノの街を象徴する建築物であるモーレ・アントネリアーナから「デルビー・デッラ・モーレ」と呼ばれるこのカードは、今回が通算197試合目。これまでの通算成績はユベントスの85勝55分56敗となっていた。ここ20年来はユーベが強さを誇示していたが、近年はトリノの戦力もいぜんより充実し、試合内容は互角となっている。

 この激しい試合を前に、ユベントスのマッシミリアーノ・アッレグリ監督はあえてチームの前泊を取りやめにし、選手たちをそれぞれの家庭で過ごさせてリラックスさせるというマネジメントを取った。

 しかしながら、優勢を保ったのはトリノ。ユーベに先制となるPKの判定が下されるまで、相手を戦術的に凌駕していたのは彼らだったのだ。

 現在のトリノを指揮しているのは、かつてナポリを2位に押し上げたワルテル・マッツァーリ監督。レッジーナ時代には中村俊輔を指導したこともある知将は、11人が連動してユベントスのサッカーを機能不全に陥れるサッカーをチームに展開させた。

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