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鹿島に敗れたグアダラハラが6位。2人退場のアフリカ王者がPK戦で勝利

text by 編集部 photo by Getty Images

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エスペランスがグアダラハラを下して5位【写真:Getty Images】

【エスペランス 1-1(PK 6-5) グアダラハラ クラブワールドカップ5位決定戦】

 18日に行われたクラブワールドカップ5位決定戦のエスペランス(チュニジア)対グアダラハラ(メキシコ)は、PK戦の末にエスペランスが勝利した。

 準々決勝で鹿島アントラーズに敗れたグアダラハラと、開催国枠のアル・アインに敗れたエスペランスの誇りを懸けた一戦。先手をとったのは北中米カリブ王者だった。開始5分、サンドバルがPKを決めて先制する。

 エスペランスは38分に同点弾。こちらもPKを獲得し、ベライリがGKの逆をとって同点弾を決めた。

 1-1で折り返した後半、グアダラハラが主導権を握るが、決定的なシーンは少ない。エスペランスも時折攻め込むが、フィニッシュの1つ前のプレーに精度を欠き、得点の気配はあまりなかった。

 大きな動きがあったのは78分。ボールと関係ないところで両チームの選手がもめると、喧嘩両成敗の形でエスペランスのバドリとグアダラハラのブリスエラに警告が出る。バドリはこの日2枚目のイエローカードで退場となり、エスペランスは10人となった。

 ただ、終盤荒れ模様となったゲームでグアダラハラは勝ち越すことができない。アディショナルタイムにはエスペランスが2人目の退場者を出すがゴールは生まれず、試合はPK戦で決着をつけることになる。

 PK戦では先攻のグアダラハラ、後攻のエスペランス、ともに5人目までに3人ずつが成功する。決着がついたのは8人目。先攻グアダラハラはブリスエラが枠を外して失敗すると、後攻エスペランスはダワディーが決めて、勝負が決した。

【得点者】
5分 0-1 サンドバル(グアダラハラ)
38分 1-1 ベライリ(エスペランス)

【了】

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