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痛恨敗戦のレアル、PK巡る判定が物議。監督は「VARの存在意義がない」

text by 編集部 photo by Getty Images

ルジ、ヴィニシウス・ジュニオール
ルジとヴィニシウス・ジュニオール【写真:Getty Images】

 リーガエスパニョーラ第18節の試合が現地時間6日に行われ、レアル・マドリーがホームでレアル・ソシエダに0-2の敗戦を喫した。この試合でのひとつのプレーに対する判定が物議を醸している。

 問題とされているのはソシエダが1点をリードする状況だった65分のプレー。マドリーのFWヴィニシウス・ジュニオールがゴール前に抜け出し、ソシエダのGKルジがその足元のボールへ手を伸ばす。ヴィニシウスは転倒したがPKの笛は吹かれなかった。

 マドリー側はこの判定と、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)が使用すらされなかったことに激しく抗議。サンティアゴ・ソラーリ監督は試合後の会見で「VARはこういう場面のためにあると思う。使わないのであれば存在意義自体がなくなってしまう」と主張した。スペイン紙『マルカ』などが伝えている。

 ヴィニシウス自らもSNSを通してファウルを主張した。ルジの腕がボールには向かわずヴィニシウスの足に接触しているように見える写真をインスタグラムで投稿し、疑問を表す顔文字を添えている。

 一方で、ルジも同じ手法でPKがなかったことを主張。ヴィニシウスの足に接触する前にボールに触れていたように見える写真をインスタグラムで投稿している。

 この日の敗戦によりマドリーは首位バルセロナに10ポイントの差をつけられ、優勝争いからさらに遠ざかることになった。『マルカ』はVARが使用されなかったことについてマドリーがスペインサッカー連盟(RFEF)に抗議文を提出する見通しだとも伝えている。

【了】

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