香川真司【写真:Getty Images】
ボルシア・ドルトムントからのレンタルでトルコ1部のベシクタシュに加入したMF香川真司がクラブ公式テレビ『BJK TV』のインタビューに応え、新天地の第一印象や活躍への意気込みを語った。
「ベシクタシュは去年の夏も、この冬も熱心にオファーをかけてくれて、その中から自分に対しての信頼を非常に感じました。ここで必ず成功するんだ、できるんだという強い覚悟を持ってきたし、そういう手応えがあったので、ぜひチャレンジしたいと思って来ました」と移籍を決断した理由について話している。
ドルトムントではトルコ代表のMFヌリ・シャヒンや、トルコにルーツを持つドイツ代表MFイルカイ・ギュンドアンらとチームメートとしてプレーしたこともあった。「移籍が決まったと同時に彼らから連絡があり、情報交換をして、イスタンブールやベシクタシュの話を聞きました」
ベシクタシュでの初練習を終えた感想としては、「みんな本当に温かい迎え入れをしてくれたので、非常に良いスタートが切れたのかなと思います」と香川。「ファンの期待に応えられるように、一緒にひとつでも上の順位で今シーズンを終われたらいいなと思います」と意気込みを見せている。
日本とトルコとの関係としては、2002年日韓ワールドカップの決勝トーナメント1回戦で両国の代表チームが対戦し、トルコが勝利したことに言及。「すごく鮮明に覚えてて、トルコは日本に対して手強いというか。僕らはトルコに負けたので、そういう意味では非常に悔しい思いをした」と振り返りつつ、「日本とトルコは非常に良いリレーションシップがある。それはファンの歓迎を見ても感じました」と語る。
その日韓ワールドカップに出場したことで日本でも人気選手となり、後にヴィッセル神戸でもプレーした元トルコ代表のイルハン・マンスズ氏は、現在ベシクタシュでコーチを務めている。
「非常にフレンドリーで良いコンタクトを取れたので。今後一緒に選手とコーチという立場で、ベシクタシュの勝利に貢献できるように、いろんなアドバイスを受けながら一緒に仕事を頑張ってやっていきたいなと思います」と香川はイルハン氏との共闘に意欲を示している。
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