フットボールチャンネル

久保裕也、ドルト戦は「失点しないことが大事だった」。新指揮官は守備を徹底

text by 編集部 photo by Getty Images

久保裕也
久保裕也【写真:Getty Images】

【ニュルンベルク 0-0 ドルトムント ブンデスリーガ第22節】
 
 現地時間18日にブンデスリーガ第22節の試合が行われ、ニュルンベルクはホームでドルトムントと対戦し0-0の引き分けに終わった。この試合でニュルンベルクに所属する久保裕也は先発出場を果たし、85分までプレーしている。

 試合開始して1分、久保がいきなり見せ場を作った。中盤でボールを奪い前線にスルーパス。惜しくもボールがわずかに長くなり、ドルトムントのGKロマン・ビュルキにキャッチされてしまう。

 その後はドルトムントの支配する時間が続いたが、耐え抜いたニュルンベルクはドルトムントを相手に引き分け、貴重な勝ち点1を獲得している。ニュルンベルクを率いるボリス・ショーマス監督にとっては、就任後最初の試合。久保は「とにかく試合前から守備的なことで、とにかく勝ち点を取ろうっていう話だったので。監督がやりたいことはできたかなと思います。まあ、勝ち点取れたんで良かったです」と、試合を振り返っている。

 久しぶりの先発となったが、「相手はドルトムントですし、僕らがボールポゼッションをする時間はかなり短いっていうのが分かっていたんで。最初から守備でとにかく貢献しようと。監督もそれを求めていたんで、そこは応えられたかなあと思います」と、自身を評価した。

 監督から求められていたことについては「とにかく守備です。とにかく守備のところで、チームのやり方に合わせてほしいと。とにかく守備のことしか言われていないですけど」とし、「もうとにかく、失点しないっていうことが大事だったんで。攻撃のことはまあ、言われていましたけど。とにかく裏に行けっていうのを。そのパワーもあまりなかったですし。とにかく失点しないのが一番大事だったので」と答え、得点よりも守備を求められたと明かしている。

 久保にとっては、昨年12月3日のレバークーゼン戦以来の先発出場。85分間走り回り、首位ドルトムントを相手に無失点におさえた。次節はデュッセルドルフとの試合。降格圏内から脱出するためにも、どんどん勝ち点を積み上げていきたいところだ。

(取材:本田千尋【ニュルンベルク】、文・構成:編集部)

【了】

KANZENからのお知らせ

scroll top