アーセナルはなぜナポリに圧倒的な完勝を収めたのか? 徹底的に突いた弱点、際立ったのは…

2019年04月12日(Fri)11時38分配信

text by 小澤祐作 photo Getty Images
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統率された3バックのDFライン

 また守備時はローラン・コシェルニー、ナチョ・モンレアル、ソクラティス・パパスタソプーロスの3バックの対応が光った。

 ナポリは2トップのドリース・メルテンス、ロレンツォ・インシーニェのどちらかが下がってボールを受ける動きを見せるため、時折4-5-1になるようなこともあった。

 しかしメルテンス、インシーニェにはしっかり3バックの選手が張り付き自由を与えさせない。そこにボールが収まってもすぐに取り返すことができ、ナポリの攻めの起点を封じ込めた。

 ショートパスがうまく繋がらないアウェイチームは、ロングボールを背後のスペースへ流し込み、2トップ、あるいはピオトル・ジエリンスキ、ホセ・マリア・カジェホンらサイドの選手を走らせる展開も見せた。

しかしここまでうまく対応したのは3バックの選手たち。背後に抜けようとする相手の動きを我慢強く、そしてしっかり見極め、最終ラインを見事にコントロール。ナポリはこの試合で7度もオフサイドに引っかかったのだ。

 ペナルティーエリア手前付近で素早くボールを回すナポリに対してはWBの選手も絞り中央をがっちり固め、スペースを作らせない。たまらずアウェイチームはサイドに展開し、そこからクロスを上げるなどするがメルテンス、インシーニェ含めナポリの前線には空中戦で勝負できる選手がいないため、アーセナルにとってサイドから攻められるのはあまり脅威ではなかった。

 71分にカジェホンのパスに抜け出したインシーニェがグラウンダーのクロスを上げ、それにジエリンスキが合わせるなど決定機を作られる場面ももちろんあったが、全体的に3バックの安定感が際立っていた。

 事実、この日のナポリはシュート数9本放ち枠内に飛んだのはわずか2本。無理やり打たされたと見られるものも多かったため、アーセナルの守備陣がいかに良く守れていたかがわかる。

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