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昌子源、欧州でのプレーに手応えも「まだまだやるべきことは多い」。課題はフィジカル

text by 編集部 photo by Yukiko Ogawa

昌子源
トゥールーズの昌子源【写真:小川由紀子】

 フランス1部のトゥールーズに所属する日本代表DF昌子源が、現地時間5日に行われるリーグアン第35節のレンヌ戦に向けて会見に臨み、欧州移籍から数ヶ月を経た自身の現状について語った。クラブ公式サイトが会見の様子を伝えている。

 昌子は今年1月に鹿島アントラーズからトゥールーズへ移籍。新天地ですぐにレギュラーポジションを確保し、リーグアンデビューからこれまで14試合連続の先発フル出場を続けている。

「こっちに来て、フランス・リーグアンという舞台と、日本人よりはるかに体がでかい相手の対応の仕方というのをだいたい掴んできたかな」と昌子は欧州でのプレーに手応えを感じている様子。その上で「まだまだやるべきことは多いですし、それをもっともっと、良いプレーをピッチで表現していきたいと思います」とさらなる向上への意欲を見せた。

 フランスのサッカーについては「フィジカル的なところ、スピード的なところはトップのリーグだと思います」と昌子。「どうしてもパワーで来られた相手に少し劣勢になるところがある」と、フィジカル面でさらなる成長が必要だという考えを述べた。

 チームメートとのコミュニケーションについては、「ピッチの中ではある程度、サッカー用語的なフランス語というのはチームメートも問題なく理解してくれている」という。フランス語をほぼ理解できなかった加入当初から、言葉が通じない中でもチームメートに積極的に話しかけ、周囲からの助けもあって問題なく適応することができたとのことだ。

 チームは昌子が加入して以来の14試合で3勝となかなか勝てず、特に得点力不足が目立つ。「鹿島は常に勝って得点も多く取るチームでした。このチームはなかなか今は勝てなくて得点もなかなか入らないという中で、フラストレーションが溜まるときもありますけど、常にポジティブに、後ろから声をかけてやっていけるようにトライしています」と試合に臨む上での姿勢について語っている。

【了】

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