ハンブルガーSVの酒井高徳【写真:Getty Images】
ドイツ2部のハンブルガーSV(HSV)に所属するDF酒井高徳は、来季1部への昇格に向けた争いを最後まで諦めない姿勢を強調している。ドイツ『Liga-Zwei.de』がインタビューを伝えた。
クラブ史上初の2部降格を味わい、1年での1部復帰に向けて戦ってきたHSV。シーズン中盤戦にかけては首位を走り続けていたが、終盤を迎えて雲行きは非常に怪しくなりつつある。
前節のウニオン・ベルリン戦に敗れたことで、ついに昇格圏外の4位に後退。さらに4日に行われたインゴルシュタット戦にもホームで0-3の敗戦を喫し、リーグ戦7試合連続で白星がない状況となった。
試合後にインタビューを受けた酒井は、「今日は何もかもうまくいきませんでした」と落胆。「ミスから先制されて、反撃に出ましたが、今日も最後の部分が欠けていました。とにかく良くなかったです」とチームのパフォーマンスを振り返った。
「選手全員が今の状況をはっきり理解する必要があります。このままでは昇格のチャンスはありません」と酒井。それでも「トライしていくつもりです。可能性が10%でも1%でも関係ありません。全員が責任を持ってピッチ上で力を示すべきです」と諦めない姿勢をみせている。
次節は2位パーダーボルンとの大一番であり、勝利すれば昇格のチャンスを残して最終節を迎えられる。8試合ぶりの白星を挙げて希望を繋ぐことができるだろうか。
【了】