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バレンシア対アーセナル、激しい“速攻対決”を制すのは? 実力拮抗、好ゲームは必須か【EL準決勝プレビュー】

ヨーロッパリーグ準決勝2ndレグ、バレンシア対アーセナルの一戦が現地時間9日に行われる。1stレグを3-1で制したアーセナルだが、アウェイゴールを取られているため決勝進出の可能性は決して高いとは言えないだろう。バレンシアはホームで大逆転勝利を狙いたい。

text by 編集部 photo by Getty Images

アーセナルのELに懸ける想い

ヨーロッパリーグ
現地時間9日、EL準決勝2ndレグでバレンシアとアーセナルが対戦する【写真:Getty Images】

 リーグ戦で4試合勝ち星なしと苦しんでいるアーセナルは、現在5位に位置している。チャンピオンズリーグ(CL)出場圏内である4位につけるトッテナムとの勝ち点差は、残り1試合で「3」となっているが、得失点差は「8」にまで広がっているなど、逆転での4位浮上は絶望的な状況となっている。

 そのため、アーセナルのヨーロッパリーグ(EL)に懸ける想いは相当強いだろう。今季限りで現役を退くGKペトル・チェフや今季限りでチームの退団が決まっているアーロン・ラムジーも、この大会のタイトル獲得にかなり燃えている印象だ。

 そんなアーセナルはEL準決勝1stレグで、バレンシアと対戦。ホームで先勝したい同チームは、立ち上がりから猛烈なプレスを与えにいき、ボールを奪って速攻へと繋げた。

 それでも先制したのはアウェイチームだった。11分、コーナーキックからムクタル・ディアカビがゴールネットを揺らしたのだ。

 最も与えたくなかったアウェイゴールを前半開始早々に献上してしまったアーセナル。その後もややバレンシアに押し込まれる展開が続いたが、わずか1旬の隙を突いてあっという間に同点に追いつく。

 18分、縦パスに抜け出したピエール=エメリク・オーバメヤンがボールをキープし、アレクサンドル・ラカゼットへラストパス。ボールを受けた背番号9は冷静にゴールへ流し込んだ。

 これで勢いに乗ったアーセナルはその8分後に再びラカゼットがゴールを決める。後半ATにもオーバメヤンに得点が生まれ、結果的には3-1の快勝を収めた。

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