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ブンデス、9年ぶりの最終節決着へ。バイエルン独走はならずも7連覇に王手

text by 編集部 photo by Getty Images

バイエルン・ミュンヘン
バイエルン・ミュンヘン【写真:Getty Images】

 ドイツ・ブンデスリーガ第33節の試合が現地時間11日に行われたが、首位のバイエルン・ミュンヘンは今節での優勝を決めることはできなかった。2位ボルシア・ドルトムントとの争いは最終節にまでもつれ込んでいる。

 2試合を残した時点で、バイエルンとドルトムントの差は4ポイント。バイエルンは11日の試合に勝てば優勝を決められる状況だったが、アウェイでのRBライプツィヒ戦は0-0のドローに終わった。ドルトムントはフォルトゥナ・デュッセルドルフに3-2の勝利を収め、勝ち点差を2に縮めている。

 18日に行われる最終節はバイエルンがホームでフランクフルトと、ドルトムントがアウェイでボルシア・メンヒェングラッドバッハと対戦。得失点差で大きくリードしているバイエルンは、引き分け以上ならほぼ優勝を決められる状況となる。

 昨季まで6連覇を達成しているバイエルンは、毎年のように首位を独走し、数試合を残した時点で優勝を決定してきた。6年連続で2位に少なくとも勝ち点10の差をつけ、平均16.7ポイント差の圧倒的リードで優勝を飾っていた。

 今季はドルトムントが長い間首位を走り、ついにバイエルン王朝に終止符を打つかと思われたが、シーズン終盤になってやはりバイエルンが首位に。だが接戦は最後まで続き、2009/10シーズン以来9年ぶりに優勝争いが最終節までもつれることになった。

 その2009/10シーズンも、バイエルンが2位シャルケに勝ち点3と得失点差17の差をつけ、1試合を残して優勝はほぼ確定した状況だった。2チーム以上が現実的に優勝の可能性を残して最終節を戦ったのは、長谷部誠や大久保嘉人が所属していたヴォルフスブルクが初優勝を飾った2008/09シーズン以来のことだ。

【了】

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