フローニンゲンの堂安律【写真:Getty Images】
オランダ1部フローニンゲンの日本代表MF堂安律は、チームのヨーロッパリーグ(EL)出場に向けたプレーオフで得点に絡む活躍も見せたが、失点の場面での対応については批判も受けている。
エールディビジのレギュラーシーズンを8位で終えたフローニンゲンは、来季EL出場権を争うプレーオフに出場。現地時間18日に行われた準決勝1stレグでは、5位のフィテッセをホームに迎えて2-1で先勝した。
前半終了間際にはエリア内右サイドに侵入した堂安のシュートを相手GKが弾いたところを、FWミムン・マヒが押し込んでフローニンゲンが先制。56分にもPKで追加点を奪った。だが70分にはフィテッセに1点を返され、貴重なアウェイゴールを与えてしまった。
解説者のヨープ・ガル氏は、フローニンゲンが2-0で試合を終えられなかった責任は堂安にあると地元メディア『DVHN』で語っている。「上がってきたサイドバック(得点者のマックス・クラーク)は堂安のところから来た。彼は注意を払っていなかった」と同氏は指摘した。
「堂安はボールを持っている時には素晴らしい試合をしていたが、あの場面では行かせてしまった。非常に高くつく失点になるかもしれない」とガル氏。攻撃面でのパフォーマンスを評価しながらも、「1点減点し、8点から7点にする」とこの試合の堂安を採点している。
フィテッセのホームでの2ndレグは現地時間21日に開催。勝ち進んだ場合はヘラクレスまたはユトレヒトと対戦し、決勝の勝利チームが来季EL予選2回戦からの出場権を獲得する。
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