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井手口陽介、フル出場で宮市亮との日本人対決を制す。数的優位生かし終盤に勝ち越し

text by 編集部 photo by Getty Images

宮市亮と井手口陽介
宮市亮と井手口陽介【写真:Getty Images】

【グロイター・フュルト 2-1 ザンクト・パウリ ブンデスリーガ2部第34節】

 ドイツ・ブンデスリーガ2部第34節、グロイター・フュルト対ザンクト・パウリが現地時間19日に行われた。試合はMF井手口陽介が所属するホームのフュルトがFW宮市亮が所属するアウェイのザンクト・パウリに2-1で勝利した。

 前節欠場となった宮市はこの日、右サイドハーフで先発フル出場。積極的にボールに絡み、攻撃参加。持ち味のスピードを生かし、スペースへボールを呼び込んでいた。前節スタメン復帰を果たした井手口は中盤ダイヤモンド型の右で先発となり、フル出場。日本人対決が実現した。

 最初にチャンスを作ったのはザンクト・パウリ。13分、スルーパスに抜け出したアラギがペナルティエリア右に侵入。前に出てきたGKの位置をよく見て、ループシュートを放つが、これはゴール右に外れる。

 続けてザンクトパウリがチャンスを作る。16分、アラギのスルーパスに抜け出した宮市がGKと1対1に。後ろからきたDFを反転しながらかわし、右足に持ち替えてシュート。だが、これはゴール右に外れた。

 だが、先制したのはフュルトだった。51分、センターライン付近の左からのFKをファーサイドでマジャールがヘディングで折り返す。これを中央でリーズがダイレクトで押し込んだ。その直後、ザンクト・パウリが同点に追いつく。ペナルティエリア手前からベッカーがスルーパス。これにディアマンタコスが反応し、冷静に流し込んだ。

 同点に追いつき、勢いに乗りたいザンクトパウリだったが、コグリンがこの日2枚目の警告を受け、退場処分となってしまった。ザンクト・パウリは残りの時間を10人で戦うことになってしまった。

 一人多いフュルトが試合を優位に進める。すると、マジャールが後半ATに勝ち越しゴールを決め、2-1で勝利を収めた。勝利したフュルトは13位、敗戦したザンクト・パウリは9位で今季を終えた。

【得点者】
51分 1-0 リーズ(グロイター・フュルト)
53分 1-1 ディアマンタコス(ザンクト・パウリ)
92分 2-1 マジャール(グロイター・フュルト)

【了】

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