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セリエA 5年前

18/19セリエAベストイレブン。C・ロナウドは選外! Fチャン編集部選定の名手たち【編集部フォーカス】

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

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写真左からクアリャレッラ、ピョンテク、D・サパタ【写真:Getty Images】

クシシュトフ・ピョンテク(ポーランド代表/ミラン)
生年月日:1995年7月1日(23歳)
今季リーグ戦成績:18試合出場/9得点1アシスト(ミラン)、19試合出場/13得点1アシスト(ジェノア)

 今季のセリエAで大旋風を巻き起こしたのがこのポーランド代表FWだ。母国クラコヴィアからジェノアにやってきた23歳は、イタリア初挑戦にもかかわらずリーグ戦で7試合連続得点、公式戦8試合で13得点を挙げるなどいきなり大暴れ。瞬く間に世界にその名を轟かせた。

 そして今冬にはCFの獲得を熱望していたミランへ移籍を果たすが、その新天地でもクシシュトフ・ピョンテクの力は存分に発揮される。第22節のローマ戦から第24節のエンポリ戦までの4試合で5得点をマーク。その後も同選手はゴールネットを揺らし続け、結果的にミランではリーグ戦18試合で9得点1アシストの好成績を収めた。ジェノア在籍時のゴール数と合わせれば、22得点。これは今季のセリエA得点ランキング3位の成績である。ジェノア、そしてミランでも変わらず結果を残したピョンテクは、まさにベストイレブンに名を連ねるにふさわしい存在と言えるだろう。

ファビオ・クアリャレッラ(イタリア代表/サンプドリア)
生年月日:1983年1月31日(36歳)
今季リーグ戦成績:37試合出場/26得点8アシスト

 クリスティアーノ・ロナウドやマウロ・イカルディ、チーロ・インモービレなど今季のセリエAにおける得点王候補は何人もいたが、最終的にその頂点に立ったのは36歳のベテランFWであった。イタリア代表としてEURO2008、南アフリカワールドカップ出場を果たした経歴を持つファビオ・クアリャレッラは今季、サンプドリアの絶対的エースとしてゴール前で決定的な仕事を数多くこなしてきた。

 チームのキャプテンも務めた同選手は、シーズン途中にリーグ戦9試合連続得点をマークするなど安定してゴールネットを揺らし続ける。結果的にセリエAで37試合に出場し、26得点8アシストという成績を収めたのである。見事、36歳にして自身初となるセリエA得点王に輝いた。さらに今年2月には4年ぶりとなるアッズーリ招集も受けるなど、本人にとっては忘れられないシーズンとなった。

ドゥバン・サパタ(コロンビア代表/アタランタ)
生年月日:1991年4月1日(28歳)
今季リーグ戦成績:37試合出場/23得点7アシスト

 圧倒的なフィジカルの強さと抜群の決定力を兼ね備えるコロンビア代表FW。アタランタに所属したのは今季からとなっているが、アレハンドロ・ゴメス、ヨシップ・イリチッチらとともに強力な攻撃陣を形成するなど、瞬く間にチームの絶対的主力選手へと躍り出た。

 開幕から数試合はゴールから見放されていた同選手だったが、第11節のボローニャ戦でリーグ戦初得点をマークすると、そこから勢いはどんどん加速。第14節のナポリ戦から第21節のローマ戦まで8試合連続得点を挙げるなど、爆発的な結果を残した(同8試合で挙げた得点数は14)。最終的に同選手はリーグ戦37試合で23得点7アシストという成績を収め、堂々の得点ランキング2位につけた。チームのチャンピオンズリーグ出場権獲得に大きく貢献した言えるだろう。

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