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UEFA元会長ヨハンソン氏が89歳で死去。CL創設やEURO発展に尽力

text by 編集部 photo by Getty Images

レナート・ヨハンソン
レナート・ヨハンソン氏【写真:Getty Images】

 欧州サッカー連盟(UEFA)の元会長であるスウェーデンのレナート・ヨハンソン氏が4日に89歳で死去した。UEFA公式サイトなどが伝えている。

 ヨハンソン氏は地元クラブであるAIKソルナの会長やスウェーデンサッカー協会会長などを務めたあと、1990年にUEFA会長に選出。2007年まで在任し、歴代で最も在任期間の長かったUEFA会長となっている。

 任期中には1992年にUEFAチャンピオンズリーグ(CL)が創設され、クラブレベルでは世界トップクラスの規模とレベルを誇る大会となった。また欧州選手権(EURO)も1996年大会より参加チーム数が16(それ以前は8)に拡大されるなど、ヨハンソン氏の任期中に大幅な発展を遂げた。

「サッカーを深く愛し、サッカーに尽くし、情熱を抱いて活動してきた方だった。先見の明を持ったリーダー、UEFAチャンピオンズリーグの創設者として彼は記憶される。世界のサッカー界は彼の功績に感謝し続けるだろう」とアレクサンデル・チェフェリン現UEFA会長は追悼の言葉を述べている。

 UEFAネーションズリーグ決勝大会やU-21代表の試合など、今週行われるUEFA主催の試合ではキックオフ前にヨハンソン氏への黙祷が行われるとのことだ。

【了】

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