イタリア主要クラブシーズン査定。ユベントスですら…CL、ELで沈黙。ミラノ勢もドタバタな1年を過ごす【編集部フォーカス】

ロシアワールドカップ後に開幕した2018/19シーズンが終了。今季のイタリア・セリエAはユベントスが8連覇を達成し、インテルやナポリ、アタランタが来季のチャンピオンズリーグ出場権獲得を決めている。しかし、欧州主要大会で活躍が目立ったクラブはなく、今季のイタリア勢は静かな印象であった。そんなセリエA主要クラブの今季はどうだったのか、振り返っていく。

2019年07月09日(Tue)7時05分配信

シリーズ:編集部フォーカス
text by 編集部 photo Getty Images
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ユベントス

ユベントス
セリエA8連覇を果たしたユベントス【写真:Getty Images】

全体評価:B
リーグ戦成績:勝ち点90(28勝4敗6分)
UEFAチャンピオンズリーグ成績:ベスト8

 2018/19シーズン開幕前のユベントスに対する期待値は果てしなく大きかった。世界最高のフットボーラーと呼び声高いクリスティアーノ・ロナウドをもチームに加え、各ポジションに実力者を抱える同クラブは、まさに欧州でも1、2を争う戦力を揃えることに成功していたのだ。セリエA8連覇はもちろん、悲願のチャンピオンズリーグ制覇への期待も、高まっていたのは明らかだった。

 その期待通り、リーグ戦では開幕からぶっちぎりのスタートダッシュを切る。第1節のキエーボ戦から第8節のウディネーゼ戦までにいきなり8連勝を果たすと、その後も無敗を継続し、首位の座を早々に確固たるものにしてしまった。第28節のジェノア戦で初黒星を喫し、無敗優勝を果たすことはできなかったが、第33節のフィオレンティーナ戦で無事にセリエA8連覇を決めた。5節を残しての優勝は1948年のトリノ、1956年のフィオレンティーナ、2007年のインテルと並んで史上最速タイの記録となっている。終盤は失速し、結果的に5試合未勝利で今季のリーグ戦の幕を下ろす形となったが、2位・ナポリとの勝ち点差は「11」にまで広がっているなど、その実力差は明らかであった。

 しかし、ユベントス最大の目標であったCL制覇は来季以降にお預けとなった。今季のCLではグループリーグを首位で通過し、ラウンド16ではアトレティコ・マドリーから大逆転勝利を収めたが、ベスト8で若きタレント集団のアヤックスに屈している。「CL男」のC・ロナウドを擁しながら準々決勝での敗退という事実は、サポーターを深く落胆させる形となってしまった。

 さらにコッパ・イタリアでは今季旋風を巻き起こしたアタランタに準々決勝で敗れ、5連覇を逃す形となった。スーペル・コッパではミランを下してトロフィーを掲げたものの、この戦力を考えれば2冠止まりは失敗と言わざるを得ないだろう。評価はBに留めたい。

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