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バルセロナ、繰り返されたお粗末すぎるCL敗退。今年もお荷物となった2人のアタッカー【18/19シーズン総括(10)】

シリーズ:18/19シーズン総括 text by 加藤健一 photo by Getty Images

カンテラ育ちの台頭と期待を裏切ったMF

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バルセロナのMFフィリッペ・コウチーニョ【写真:Getty Images】

 バルセロナはセルヒオ・ブスケツ、イバン・ラキティッチに加え、フィジカルに長けるビダルと技術に長けるアルトゥールというタイプの異なる選手が入った。さらに、カルレス・アレニャの台頭は大きな収穫となった。

 幼いころからバルセロナの下部組織でプレーしたアレニャは、2016年にトップチームデビューを飾った期待の星。18/19シーズンからの昇格が決まっていたが、怪我の影響もあり序盤はセカンドチームでプレー。11月からトップチームでベンチ入りを果たすと、徐々に出場機会を伸ばし、リーグ戦17試合に出場して2得点をマークした。

 加入2季目となったコウチーニョは、序盤は中盤の一角として起用されることも多かったが、アレニャの台頭もあり、中盤以降は左ウイングを主戦場に移し、デンベレと出場機会を分け合った。しかし、12月以降は1ゴール1アシストのみと、大きく期待を裏切っている。

 コウチーニョとポジションを争ったデンベレは負傷離脱を繰り返した。リーグ戦第27節のラージョ戦で左足ハムストリングの軽い肉離れを起こし、リーグ戦4試合を欠場。さらに第36節のセルタ戦では、右足ハムストリングを負傷して前半5分に交代。大一番が控える残りシーズンを全休している。もはやお荷物と言われても仕方ない。

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