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レアル、久保建英が途中出場のマドリードダービーで7失点大敗。乱闘で2人が退場処分に

text by 編集部 photo by Getty Images

レアル・マドリーとアトレティコ・マドリー
レアル・マドリーとアトレティコ・マドリー【写真:Getty Images】

【レアル・マドリー 3-7 アトレティコ・マドリー インターナショナル・チャンピオンズ・カップ】

 インターナショナル・チャンピオンズ・カップ(ICC)のレアル・マドリー対アトレティコ・マドリーが現地時間26日にアメリカ・ニューヨークで行われた。試合は7-3でアトレティコが勝利を収めた。日本代表FW久保建英はベンチスタートとなり、62分から途中出場を果たした。

 レアルは3トップにFWヴィニシウス・ジュニオール、FWルカ・ヨビッチとエデン・アザールの新戦力が入る。対するアトレティコは右サイドに今季加入のFWジョアン・フェリックス、DFにはキーラン・トリッピアー、マリオ・エルモソ、レナン・ロディの新戦力に加え、ステファン・サヴィッチが入る。

 いきなりアトレティコが先制する。1分、レアルのボールを奪ったアトレティコがカウンター。ペナルティエリア中央で受けたフェリックスが右に流れたコスタにパスを供給。コスタはペナルティエリア内に侵入し、右足を振り抜くと、シュートブロックにきたラモスの足に当たり、そのままゴールに吸い込まれた。

 続く8分にもアトレティコが追加点。相手陣内の左サイドでサウールがボールを奪うと、ペナルティエリア左に侵入。中央にグラウンダーのクロスを供給すると、中央に走り込んできたフェリックスが合わせた。フェリックスは新天地で初ゴールとなった。だが、ここでアトレティコにアクシデントが襲う。12分、モラタが右足を気にし、膝に手をついてプレーを止める。そのままFWアンヘル・コレアと交代となってしまった。

 1点取って流れを引き寄せたいレアルだったが、追加点を許す。19分、ペナルティエリア手前の左でアトレティコは細かくパスを回すと、コケがペナルティエリアにいたコレアにパス。コレアはワントラップして、振り向きざまに右足を振り抜いた。これがゴール左に突き刺さった。さらに28分、ラモスのパスを奪ったサウールが中央にいたコスタにパス。コスタは落ち着いてシュートを決め、リードを4点に広げた。

 レアルにもアクシデントが襲う。オブラクと接触したヨビッチが治療を受け、そのままFWカリム・ベンゼマと交代を余儀なくされた。前半終了間際の45分、コスタが自ら獲得したPKを決め、前半のうちにハットトリック。アトレティコはリードを5点に広げた。

 レアルは後半頭からGKケイラー・ナバス、DFダニエル・カルバハル、FWルーカス・バスケスを投入。久保はここでは投入されない。

 それでもレアルはリズムに乗れない。51分にもコスタに4点目のゴールを奪われ、リードを6点に広げられた。だが、レアルが1点を返す。60分、左サイドを個人技で抜け出したアザールがペナルティエリア左でグラウンダーのクロス。これがナチョに当たり、ゴールに吸い込まれた。

 すると62分、FWロドリゴ・ゴエスやガレス・ベイルらとともに久保が投入される。5点差の劣勢で投入された久保はパスミスで失点に関与してしまう。63分、カルバハルがレマルに対して厳しくチャージ。これに対して怒りをあらわにしたコスタがカルバハルに掴みかかり、乱闘になる。両チームの選手が集まり、スタジアムは一時騒然に。このプレーでカルバハルとコスタが退場処分となった。

 70分には久保のパスミスからビトーロがドリブルで仕掛け、そのままゴールを陥れる。試合はレアルが終盤に2点を決め4点差に縮めるも、7-3でアトレティコが勝利を収めた。

【得点者】
1分 0-1 ジエゴ・コスタ(アトレティコ・マドリー)
8分 0-2 ジョアン・フェリックス(アトレティコ・マドリー)
19分 0-3 アンヘル・コレア(アトレティコ・マドリー)
28分 0-4 ジエゴ・コスタ(アトレティコ・マドリー)
45分 0-5 ジエゴ・コスタ(アトレティコ・マドリー)
51分 0-6 ジエゴ・コスタ(アトレティコ・マドリー)
60分 1-6 ナチョ(レアル・マドリー)
70分 1-7 ビトーロ(アトレティコ・マドリー)
85分 2-7 カリム・ベンゼマ(レアル・マドリー)
89分 3-7 ハビ・エルナンデス(レアル・マドリー)

【了】

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