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岡崎慎司、マラガでの選手登録が現状不可。余剰選手の放出が必要に

text by 編集部 photo by Getty Images

岡崎慎司
岡崎慎司【写真:Getty Images】

 スペイン2部のマラガに加入した日本代表FW岡崎慎司だが、クラブがメンバー整理を行わなければ公式戦に出場できない状況に置かれている。マラガ地元紙『ディアリオ・スール』が伝えた。

 イングランドのレスター・シティを退団してフリーとなっていた岡崎は、先月30日に1年契約でマラガに加入することが正式発表された。プレミアリーグ優勝など豊富な経験を活かし、マラガの1部復帰に貢献することが期待されている。

 だがその後、マラガおよびグラナダ、ラス・パルマスの3クラブに対し、ラ・リーガから「新加入選手登録禁止」の処分が下されたことが報じられた。財政難を抱える3クラブは過去に債務不履行が相次ぎ、給与未払いなどによる選手からの苦情も数多く寄せられていたという。

 リーガは各クラブに対して財政状況に応じたサラリーキャップを通告しているが、地元紙によれば現状のマラガはその上限をオーバーしている状態にあるとのこと。選手を売却して給与総額を抑制しなければ、岡崎を含めた新加入選手を正式に選手登録することは不可能となる。

 マラガは昨季開幕前にも同様の状況となり、数人の新加入選手がシーズン序盤の欠場を強いられた。2019/20シーズンのリーガ2部は2週間後に開幕するが、岡崎は無事にデビューを飾ることができるだろうか。

【了】

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