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堂安律の開幕戦起用を喜ぶフローニンゲン指揮官。元オランダ代表も「重要な選手」と好評価

text by 編集部 photo by Getty Images

堂安律
堂安律【写真:Getty Images】

 フローニンゲンの日本代表MF堂安律は現地時間3日、オランダ1部・エールディビジ開幕戦のエメン戦にフル出場した。同クラブのダニー・バイス監督は、堂安を起用できたことに満足しているようだ。オランダ『voetbalzone』が伝えている。

 バイス監督は試合前、『FOXスポーツ』のインタビューに応じた。その中で移籍の話題が続いた堂安について、「まだ彼がここにいることをうれしく思う」とコメント。日本代表MFがいまもチームにいることを喜んだ。それでも「8月31日が過ぎるまでは心配だ。それは難しいところだが、堂安だけじゃない。チーム全体に起こり得ることで、たくさんのことが変わり得る」と語り、まだ続く移籍市場で選手が流出することを恐れている様子だ。

 いずれにしても、現時点で堂安はフローニンゲンでベストを尽くしている。同指揮官は、「彼の姿勢は素晴らしい。本当によく練習しているし、良いプレーをしなければいけないということを自分で理解している。そうすることで、自分が行きたいクラブに行くチャンスが大きくなることもね」とコメントした。

 さらに2015年から2017年にかけてフローニンゲンでプレーした元オランダ代表のヘドビヘス・マドゥロ氏は、「彼はフローニンゲンで常に出られることを理解している。それに来年はオリンピックだ。彼にとってはとても重要なことだから、必ずしも移籍したいわけじゃないと思う」と分析。「彼はフローニンゲンにとって重要だ。得点もアシストも多く、相手にとっては脅威だね」と述べている。

 堂安はエメン戦にフル出場。得点はなかったが、チームは1-0で勝利し、開幕白星発進となった。

【了】

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