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天野純、クラブの手続きミスでベルギーデビューお預け。開幕戦数時間前に判明

text by 編集部 photo by Getty Images

天野純
ロケレンの天野純【写真:Getty Images】

 横浜F・マリノスからベルギー2部のロケレンへ移籍したMF天野純だが、クラブの手続きミスにより欧州デビューが見送りとなった。現地メディア『TV OOST』などが伝えている。

 ロケレンは現地時間2日にベルギー2部リーグ開幕戦でベールスホット・ヴィルレイクと対戦し、アウェイで0-1の敗戦に終わった。天野はこの試合に向けた20人の招集メンバーに含まれていたものの、試合ではベンチ入りメンバーから外れることになった。

 報道によれば、天野の登録手続きが完了していないことがキックオフのわずか数時間前に明らかになったという。昨季から在籍しているイスラエル代表DFオムリ・ベン・ハルシュも同様の理由でプレーが認められないことが発覚し、両者はスタンド観戦を強いられたとのことだ。

「手続き上のミスが発生し、天野の登録証は金曜日(2日)の朝までに連盟に到着しなかった。結果として彼はプレーが認められなかった。(試合の)24時間前までに登録している必要があるからだ」とロケレンのルイ・デ・フリース会長によるコメントが伝えられている。

 クラブの失態に対し、チームメートたちも不満を表している。元ベルギー代表のベテランDFイェレ・ファン・ダメは「クラブは非常にアマチュア的だと思う。天野はもう3、4週間前からここにいたが、今日になってプレーできないと分かった。あり得ないことだ」とコメント。GKダビノ・フェルフルストも「チームに大きく影響した」と2人の不在を嘆いた。

 ロケレンは試合翌日にクラブ幹部のトーマス・ベルナールト氏の解任を発表しており、この一件の責任を取らされたものとみられている。ベルギー『voetbalkrant』によれば、今季からEU外外国籍選手の登録に関する規定が大きく変更されたことがミスの原因になったとみられる。

【了】

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