中村敬斗【写真:Getty Images】
オランダ1部フローニンゲンのダニー・バイス監督は、トゥエンテに所属するFW中村敬斗の獲得を逃した理由について振り返った。オランダ『RTVノールト』に語ったコメントを『トゥエンテ・インサイト』などが伝えている。
現地時間10日に行われるエールディビジ第2節の試合ではフローニンゲンとトゥエンテが対戦。前者に所属するMF堂安律とDF板倉滉、後者に所属する中村による日本人対決が見込まれる。
今夏にガンバ大阪からの期限付き移籍でトゥエンテに加入した中村だが、フローニンゲンも同選手の獲得を試みていたようだ。バイス監督も通訳を介して中村と通話したことがあったという。
最終的に中村の獲得に至らなかった理由のひとつは堂安の存在だったようだ。「我々にはすでに日本人選手が2人いて、堂安は(中村と)同じポジションでプレーしている。だから彼のような選手にとっては難しかった。堂安の方がヒエラルキーは少し上だからだ」とバイス監督はコメントしている。
「移籍交渉においては、選手が他のクラブを選ぶということも受け入れなければならない」と同監督は述べた上で、提示した条件面でトゥエンテの方が上回っていたかどうかは「分からない。同じだと思う」と続けた。
エールディビジ開幕戦では先発デビューを飾り、強豪PSVからいきなりのゴールを奪った中村。G大阪出身の先輩・堂安との対戦となる次節の試合でも力をアピールできるだろうか。
【了】