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スペインメディア、香川真司のサラゴサ電撃移籍に驚き。「予想外の爆弾」

text by 編集部 photo by Getty Images

香川真司
香川真司【写真:Getty Images】

 ボルシア・ドルトムントに所属していたMF香川真司は、スペイン2部のレアル・サラゴサへ完全移籍することが9日に発表された。2部リーグとしては“ビッグネーム”となるスター選手の電撃加入を、スペインメディアは驚きを込めつつ歓迎している。

 ドルトムントで戦力外となっていた香川は今夏の退団が確実視され、昨季レンタルで在籍したトルコのベシクタシュや、スペイン1部のセルタなどへの移籍の可能性が取りざたされていた。だが9日になってサラゴサへの移籍が現地メディアなどで急浮上し、程なく正式発表が行われた。

「サラゴサの香川真司獲得に誰もが驚かされた」とスペイン紙『エル・ムンド』は報道。『20ミヌートス』は「移籍市場の予想外の爆弾」「サラゴサが今夏最大の爆弾のひとつを落とした」とインパクトの強さを強調している。

 サラゴサのビクトル・フェルナンデス監督は数日前に、補強の見通しについて「衝撃的でワクワクするような何かが起こると確信している」と話していた。監督の予告していたその衝撃の補強こそが香川だったと『マルカ』紙などは伝えた。

「サラゴサにとってもリーグ全体にとっても補強の目玉」と同紙は表現し、「経歴を考えれば世界レベルの補強」「史上最高のアジア人選手の一人」と香川を称えつつ、「ここ数年はやはりレベルを落としていた。そうでなければサラゴサ加入は不可能だった」とも述べている。

 サラゴサにとっては2015/16シーズンに在籍したMF長谷川アーリアジャスールに続いてクラブ史上2人目の日本人選手となる。2013年以来1部リーグから遠ざかっているチームの復活に向け、香川には大きな期待がかけられることになりそうだ。

【了】

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