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バルセロナ16歳新星の父親の発言にポルトガル名門が反発。「正しく計算を」

text by 編集部 photo by Getty Images

アンス・ファティ
バルセロナのアンス・ファティ【写真:Getty Images】

 バルセロナのFWアンス・ファティの父親は、今年の夏に息子がポルトガルのスポルティングCPへ移籍する可能性があったと明かした。だがスポルティングは父親の話に事実ではない部分があるとして否定する声明を出している。

 16歳の若さで今季バルサのトップチームにデビューし、クラブ史上最年少ゴールを挙げるなど衝撃的な活躍をみせているアンス・ファティ。その父親であるボリ・ファティ氏がポルトガル紙『ア・ボーラ』のインタビューに答えた。

 父親によれば、今年の夏にバルサとの契約延長交渉が難航する中、アンス・ファティはスポルティングからの誘いも受けていたという。だがバルサがBチームでのプレーを約束していたのに対し、スポルティングはユースチーム入りを提案してきたとして、「冗談かと思った」とオファーを断った理由を説明している。

 これに対し、スポルティングは22日に公式ウェブサイトに声明を掲載。「アンス・ファティ選手に関連する報道についての虚偽を明確にしたい」と父親の発言に反発している。

 スポルティングはアンス・ファティの獲得を試みたことを認めつつ、父親がオファー拒否の理由として挙げた「ユースチーム入り」は事実ではないと主張。BチームにあたるU-23チームで16歳の選手が実際にプレーしているなどの例を挙げ、年齢を理由にカテゴリを制限することはないと述べている。

 また、2002年生まれであるアンス・ファティがもしスポルティングに加入したとすれば少なくともU-19チームより上のカテゴリでプレーすることになると説明。それより下の年代のチームに入ることはないとして、「正しく計算すべきだ」と述べている。

【了】

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