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人種差別継続で試合放棄検討…ブルガリアの会長がイングランド代表を非難

text by 編集部 photo by Getty Images

ブルガリア
ブルガリア【写真:Getty Images】

 人種差別行為が継続なら試合放棄を検討すると表明したイングランド代表に対し、ブルガリアサッカー協会のボリスラフ・ミハイロフ会長が非難した。10日に英紙『スカイスポーツ』が報じている。

 欧州では試合中の人種差別行為が多発しており、国際サッカー連盟(FIFA)や欧州サッカー連盟(UEFA)は問題視していた。イングランド代表も断固とした態度で人種差別問題に立ち向かうため、人種差別行為が継続する場合は試合放棄も検討することを明らかにしている。

 これに対し、ミハイロフ会長は「英国のクラブやサッカーすべての層での人種差別的な行動と、イングランドのフーリガンとの継続的な戦いに関する最近の問題を認識している。イングランドサッカー協会のイニシアチブも心から称賛している。しかし、まるでブルガリア代表のファンを潜在的なトラブルメーカーとして関連させ、紐づけるような表明は衝撃的だ」とコメントし、イングランドサッカー協会の対応を非難している。

 過去にブルガリア代表の試合では、2011年のイングランド戦でブルガリアファンが相手選手に対して人種差別行為を行なっていた経緯がある。その問題に関して、ミハイロフ会長は「ブルガリア国民は人種差別行為、または敵対的行為などは最近一切行っていない」とし、現在は改善されていると説明している。

【了】

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