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C・ロナウド、通算700点達成? まだ699点? メディアにより異なる理由は…

text by 編集部 photo by Getty Images

クリスティアーノ・ロナウド
ポルトガル代表のクリスティアーノ・ロナウド【写真:Getty Images】

 ポルトガル代表のFWクリスティアーノ・ロナウドは、現地時間11日に行われたEURO2020予選のルクセンブルク戦で1得点を挙げ、3-0の勝利に貢献した。この得点をキャリア通算「700ゴール」と伝えているメディアもあれば、「699ゴール」と伝えているメディアもある。

 C・ロナウドはルクセンブルク戦の65分、相手陣内でボールをインターセプトすると冷静なループシュートでチームの2点目を記録。ポルトガル代表では161試合出場で通算94点目のゴールとなった。イランのアリ・ダエイ氏が保有する代表チームでの歴代最多得点記録(109点)まであと15点となっている。

 C・ロナウドの通算得点数がメディアにより異なる理由は、レアル・マドリーに在籍していた2010/11シーズンの得点にある。2010年9月のレアル・ソシエダ戦でC・ロナウドが放ったシュートは、DFぺぺの背中に当たってゴールイン。リーグの公式記録ではぺぺの得点としたが、リーガ得点王に贈られる「ピチーチ賞」を主催する『マルカ』紙はC・ロナウドの得点と認定した。

 当の『マルカ』紙は当然ながらC・ロナウドの得点数が1点多いという立場を取り、今回のルクセンブルク戦での得点を通算700ゴール目と伝えた。ヨーゼフ・ビカン氏(805点)、ペレ氏(779点)、ロマーリオ氏(748点)、フェレンツ・プスカシュ氏(709点)、ゲルト・ミュラー氏(701点)に続く歴代6人目の偉業だと紹介している。

 だが英『BBC』や伊紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』、独誌『キッカー』など「699点」と伝えているメディアも多い。今後C・ロナウドはミュラー氏やプスカシュ氏らの得点数に並び、上回っていくことが見込まれるが、そのたびに記録の混乱は続いていくことになりそうだ。

【了】

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