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VAR表示をめぐって大混乱。勝ち点1を拾ったトッテナム指揮官は「我々の責任ではない」

text by 編集部 photo by Getty Images

マウリシオ・ポチェッティーノ
マウリシオ・ポチェッティーノ監督【写真:Getty Images】

 プレミアリーグ第9節のトッテナム対ワトフォードが現地時間19日に行われた。1-1で終了したこのゲームの混乱について、両チームの指揮官がコメントしている。英『スカイ・スポーツ』などが伝えた。

 この一戦は、立ち上がりに先制したワトフォードが虎の子の1点を守る展開となった。しかし、86分にトッテナムはデル・アリが同点弾。勝ち点1を分け合っている。

 ただし、アリの同点弾のシーンではスタジアムが混乱が生じている。VARでゴールシーンについての確認が行われたあと、スタジアムのスクリーンには得点を認める表示があった。しかし、その直後にノーゴールという表示に切り替わっている。審判団は得点を認めており、1-1となってリスタート。結局、試合は引き分けに終わった。

 試合後にワトフォードのキケ・サンチェス・フローレス監督は「とても奇妙だ。VARはサッカーを助けるものだと思っていたが、そうではなかった。VARがどのように機能しているのか分からない。客観的なものだと思っていたが、じつは違うのかもしれないと考え始めている」と不満のコメントを残した。

 一方、トッテナムのマウリシオ・ポチェッティーノ監督は、「キケとワトフォードの選手たちの心情は理解できる」と述べた上で、「混乱は我々とは関係ない。キケにとっては厳しいが、この件についてトッテナムの責任はない。誰かがボタンを押し間違えたのかもしれない。それは誰にでも起こり得ることだ」と語っている。

 プレミアリーグで最下位のワトフォードは、今季リーグ戦未勝利。あと少しで初勝利という状況だっただけに、簡単に受け入れられるミスではないようだ。

【了】

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