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クロップ監督、VAR判定に恨み節。「全てにおいて我々に不利に働いた」

text by 編集部 photo by Getty Images

ユルゲン・クロップ
リバプールのユルゲン・クロップ監督(右)【写真:Getty Images】

【マンチェスター・ユナイテッド 1-1 リバプール プレミアリーグ第9節】

 イングランド・プレミアリーグ第9節、マンチェスター・ユナイテッド対リバプールが現地時間20日に行われた。試合は1-1のドローに終わった。

 リバプールにとってVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)の判定が結果に大きく関係した試合だった。まずは36分、オリギがリンデロフに倒されボールを奪われると最後はユナイテッドのラッシュフォードに得点を決められてしまった。

 この場面についてクロップ監督は試合後「あれはファールだったね。しかし、VARではファールではなかったようだ」と皮肉を込めて振り返った。一方のスールシャール監督は同じ場面について「我々はバスケットボールをしているのではない。オリギに触ったかもしれないが間違った決定ではない」とゴールの正当性を主張した。

 続いては44分の場面だ。マネがペナルティーエリア内でユナイテッドの選手と競り合いながらも味方選手からのロングボールを受けシュート決めた。しかし、VARの検証結果の末、シュートの前にマネがハンドをしたと判断されゴールは取り消された。

 これについてクロップ監督は「あの場面は見てなかったが、きっとハンドだったんだろう。ただ今日は全てにおいて我々にとって不利に働いた」と判定に関して嘆いた。

 そして「相手のパフォーマンスは我々よりも良かった」とユナイテッドを称えた一方で「VARについて議論しなければならないと思っている」と語り、最後まで判定に納得がいっていない様子だった。

【了】

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