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リバプール激戦制すもクロップは日程に不安。カラバオ杯“ボイコット”も示唆

text by 編集部 photo by Getty Images

ユルゲン・クロップ
リバプールのユルゲン・クロップ監督【写真:Getty Images】

 カラバオ・カップ4回戦のアーセナル戦を壮絶な打ち合いの末に制し、準々決勝進出を果たしたリバプールだが、ユルゲン・クロップ監督は今後の試合日程に不安をのぞかせている。英『スカイ・スポーツ』など複数メディアが伝えた。

 リバプールは現地時間30日に行われた試合でアーセナルと対戦。2点のビハインドから追いつき、終盤にも再びリードを許したがアディショナルタイムに5-5の同点とする劇的な展開から、最後はPK戦を制して勝ち上がることに成功した。

 だがプレミアリーグとチャンピオンズリーグの戦いに加え、昨季の欧州王者としてFIFAクラブ・ワールドカップにも出場するリバプールにとっては、今後の日程が大きな問題となる。カラバオ杯準々決勝は12月17日または18日に開催される予定だったが、18日にはクラブW杯準決勝が組まれており、日程変更は避けられない。

「クリスマスの午前3時などではなく、適切な日程を見つけてもらえなかったとすれば、我々はプレーしない」とクロップ監督はアーセナルとの試合後にコメント。「その場合は対戦相手が勝ち進むのか、アーセナルが試合をするのかということになるだろう」とリバプールが大会をボイコットする可能性も示唆している。

 クラブW杯出場の影響により、プレミアリーグ第18節のウェスト・ハム対リバプール戦も延期され、年明け以降の日程のどこかに組み込まれることになる。1月からはFAカップもスタートし、リバプールは過酷な過密日程を乗り切っていかなければならない。

【了】

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