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エバートンMFが足首重傷。ファウル犯したソン・フンミンもショックで号泣…

text by 編集部 photo by Getty Images

ソン・フンミン
トッテナムのソン・フンミン【写真:Getty Images】

 イングランド・プレミアリーグ第11節のエバートン対トッテナム戦が現地時間3日に行われ、1-1のドローに終わった。この試合でトッテナムの韓国代表FWソン・フンミンのタックルを受け転倒したエバートンのポルトガル代表MFアンドレ・ゴメスは足首に重傷を負ってしまった。

 トッテナムが1点リードで迎えた79分、反撃を試みるエバートンはA・ゴメスが右サイドからのドリブル突破を図ったが、そこに後方からソン・フンミンがスライディングタックル。A・ゴメスは前方にいたトッテナムDFセルジュ・オーリエともつれながらピッチに倒れ込んだ。

 A・ゴメスは勢いよく転倒しながら右足首をオーリエの足に押さえられる形となり、足首を外側へ大きくひねってしまったようだ。倒れ込んで激痛を訴えるA・ゴメスの様子を見たソン・フンミンや他の選手たちは頭を抱え込み、ピッチ上は騒然とした雰囲気となった。

 ソン・フンミンには一発レッドカードが提示され、A・ゴメスは当然ながらそのまま交代。エバートンは同選手がすぐに救急車で病院に搬送されたとして、右足首の脱臼骨折と診断されたことを試合後に発表した。月曜日に手術を受ける見通しだと報じられている。

「ソンはショックを受け、涙を流していた」とトッテナムのMFデル・アリは試合後に英『スカイ・スポーツ』にコメント。「彼の過ちではない。ソンは今まで会った中でも最も優しい人間の一人だ。あまりにもひどく泣いていて顔も上げられないほどだった」とチームメートを擁護している。

 エバートンのマルコ・シルバ監督もA・ゴメスの負傷にショックを受けつつ、ソン・フンミンに悪意はなかったはずだと話している。「ソンに対してフェアにならなければいけない。強いタックルではあったが、アンドレに対して悪意を持ってやったことではないと100%確信している」と試合後に語った。

【了】

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