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香川真司と柴崎岳の“低調対決”にスペイン紙注目。「どちらの日本人も…」

text by 編集部 photo by Getty Images

柴崎岳、香川真司
柴崎岳と香川真司【写真:ムツ・カワモリ】

 今週末の現地時間8日に行われるセグンダ・ディビシオン(スペイン2部)第19節の試合で、デポルティボとレアル・サラゴサが対戦する。スペイン紙『マルカ』はこの試合に向け、ともに低調な時期を過ごす2人の日本人選手の対決であることに注目している。

 デポルティボにはMF柴崎岳、サラゴサにはMF香川真司がそれぞれ所属。ウエスカのFW岡崎慎司も含めて今季からスペイン2部で戦い始めた日本人選手のうち2人が初めての直接対決を迎える。

 だが両者の置かれた状況は厳しい。柴崎はレギュラーポジションを失い、前節の試合に交代出場するまで5試合連続の不出場に終わっていた。香川もコンディション不良やパフォーマンス低下が影響し、前節はベンチ入りしながらも不出場に終わった。

『マルカ』は柴崎と香川の対戦について、「シーズン開始時点ではスター選手同士の対決になると見込まれていたが、どちらの日本人も良い時期を過ごしてはいない。期待されたパフォーマンスを見せられていない」と述べている。だが両者ともに、今後のシーズン後半戦で本来の実力を発揮することが依然として期待される存在であることにも言及している。

 香川については、2部リーグの「よりフィジカル重視でスペースの狭いサッカーに苦戦」と分析。その上で、「コンディションの問題を解消して徐々にレベルを上げていくことを誰もが期待している。サラゴサの昇格争いには日本人選手の活躍が必要」と続けた。

 柴崎に関しても同様に、現状では期待に応えられておらず、監督交代も不利に作用したとの見方を示している。だがルイス・セサル新監督のシステム変更により今後は再び出場機会を得られる可能性もあると予想し、「デポルティボのサポーターは、彼がスペインで過ごした最高のシーズンだったテネリフェ時代のようなクオリティーやプレービジョンを見たがっている」とファンからの期待について述べた。

【了】

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