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マンU戦での非情な采配で「恥ずべき」の声。エバートン指揮官、イタリア代表FWに途中出場・途中交代を命じる

text by 編集部 photo by Getty Images

モイーズ・キーン
ダンカン・ファーガソン暫定監督とモイーズ・キーン【写真:Getty Images】

 現地時間15日のプレミアリーグでマンチェスター・ユナイテッドと対戦したエバートンは、アウェイで1-1と引き分け、勝ち点1を持ち帰った。この試合でエバートンのダンカン・ファーガソン暫定監督がみせた非情な采配が話題となっている。英『ザ・サン』などが伝えた。

 前半に相手オウンゴールで先制したエバートンは、70分にイタリア代表FWのモイーズ・キーンを投入した。その後チームは77分に失点して同点とされるも、勝ち点1の獲得を目指して逃げ切りを図る。すると88分、エバートン指揮官は最後の交代枠でキーンを下げることを決断。困惑した表情を浮かべた19歳のキーンは、ファーガソン監督と目を合わせることなく引き上げた。

 キーンの交代について問われた指揮官は試合後、「彼のパフォーマンスの問題ではない。時間を使うために交代しなければいけなかった。ベンチには多くのストライカーがいたため、彼を代えることにした」と説明している。

 しかし、わずか18分間のプレーで交代を命じられたキーンにとって、簡単に受け入れられる決定ではないはず。SNS上は「屈辱的」「恥ずべきマネジメント」といった声があふれていたという。

 キーンは昨季後半戦にユベントスでブレークした若手アタッカー。より多くの出番を求めて、夏にエバートンの一員となった。しかし、今季のプレミアリーグでは12回の出場のうち、先発起用は2回のみとなっており、冬のイタリア復帰が噂になっているところだ。

【了】

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