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リバプールOBが南野拓実の加入見込みを歓迎。「非常に期待できる選手」

text by 編集部 photo by Getty Images

南野拓実
ザルツブルクの南野拓実【写真:Getty Images】

 リバプールの元主力選手であるスティーブ・ニコル氏は、同クラブに加入する可能性が高くなったと報じられる日本代表FW南野拓実を歓迎している。『EPSN FC』の番組で語った。

 オーストリア1部のレッドブル・ザルツブルクに所属する南野は、欧州王者リバプールへの移籍が合意に達した、あるいは合意間近だと盛んに報じられている。1月の移籍市場が開き次第加入が決定する可能性が高いとの見方だ。

 リバプールのトップターゲットとして噂されていたボルシア・ドルトムントのイングランド代表FWジェイドン・サンチョなどと比較すれば、ネームバリューで劣ることは否めないかもしれない。だがサンチョの獲得には1億ポンド(約145億円)以上が必要と見込まれるのに対し、南野の移籍金は契約解除金として設定された725万ポンド(約10億5000万円)だと報じられている。

 1980年代から90年代にかけてリバプールで13年間プレーし、4度のリーグ優勝などに貢献した元スコットランド代表のニコル氏もその点に言及。「彼の獲得に支払うのが725万ポンドならギャンブルですらない」と、リバプールにとってはほぼ“ノーリスク”に近い補強となる点を強調した。

 移籍金の高騰する現代の欧州サッカー界において、ビッグクラブが補強する選手としては非常にリーズナブルな金額となることが見込まれるが、その金額以上の価値はあると評されている。ニコル氏は「リバプールと対戦するまで彼のことは聞いたこともなかった」としながらも、「実際には非常に期待できる選手」「実現すれば素晴らしい補強になるだろう」と古巣への加入が見込まれる日本人選手を歓迎している。

【了】

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