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2019年世界ベストイレブンを選定。日本から長谷部誠が選出! リバプール躍進の立役者たちも【編集部フォーカス】

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

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左からロバートソン、ファン・ダイク、長谷部誠、アレクサンダー=アーノルド【写真:Getty Images】

トレント・アレクサンダー=アーノルド(イングランド代表/リバプール)
生年月日:1998年10月7日(21歳)
今季リーグ戦成績:19試合出場/2得点 ※12月31日現在

 瞬く間にサイドバックの世界最高峰へと駆け上がった。絶妙なタイミングでのオーバーラップと、高精度クロスでアシストを量産。昨季はリーグ戦だけで12アシストを記録し、今季もすでに6アシストと数多くのゴールをお膳立てしている。

 リバプールの一員として優勝した昨季のチャンピオンズリーグでは、準決勝2ndレグのバルセロナ戦で相手が気を緩めた一瞬の隙を突くミラクルコーナーキックでFWディボック・オリギのゴールを演出。チームを奇跡的な逆転での決勝進出に導いた。年末には1試合で1得点2アシスト+1PK誘発という驚異のパフォーマンスも披露している。

長谷部誠(元日本代表/フランクフルト)
生年月日:1984年1月18日(35歳)
今季リーグ戦成績:13試合出場/0得点 ※12月31日現在

 昨年のロシアワールドカップ後に日本代表引退を表明してから、フランクフルトでのパフォーマンスが劇的に向上した。昨季はドイツ誌『キッカー』や、ドイツプロサッカー選手協会の投票によって選ばれるブンデスリーガ年間ベストイレブンにも名を連ね、センターバックとしてリーグ屈指の評価を受けている。まもなく36歳を迎えるが、プレーに一切のかげりはなくリーグ戦でもヨーロッパリーグでもフランクフルトの柱として君臨し続けている。

フィルジル・ファン・ダイク(オランダ代表/リバプール)
生年月日:1991年7月8日(28歳)
今季リーグ戦成績:19試合出場/3得点 ※12月31日現在

 名実ともに現役最高のセンターバック。大柄ながら小回りも利き、スピードも抜群で、セットプレーでも相手の脅威となる。1対1で抜かれる場面はほぼ皆無の最強DFだ。リバプールのチャンピオンズリーグ制覇にも大きく貢献し、今年のバロンドール最終候補3人にもノミネートされたが、リオネル・メッシとわずか7ポイント差で13年ぶりのDFとしての受賞を逃した。それでも彼に対する評価が揺らぐことはない。

アンドリュー・ロバートソン(スコットランド代表/リバプール)
生年月日:1994年3月11日(25歳)
今季リーグ戦成績:19試合出場/1得点 ※12月31日現在

 常に高いポジションを取り続け、左足から高速クロスをゴール前に送り込む。昨季はプレミアリーグだけで11アシスト、今季もすでに5アシストと攻撃力に磨きをかけて欧州屈指の左サイドバックへと飛躍した。逆サイドのトレント・アレクサンダー=アーノルドとともにリバプールの大きな武器として機能し、苦手だった守備面でも長足の進歩を遂げている。チャンピオンズリーグ決勝であろうと、どんな舞台でも安定したパフォーマンスを約束し、全力プレーから溢れ出るファイティングスピリットも魅力だ。

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