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サラゴサSD、香川真司の1月移籍を否定。「後半戦は本領発揮を」と注文

text by 編集部 photo by Getty Images

香川真司
レアル・サラゴサの香川真司【写真:Getty Images】

 スペイン2部レアル・サラゴサのラロ・アランテギSD(スポーツディレクター)は、同クラブに所属するMF香川真司が1月の移籍市場で他クラブへ移籍することはないという見通しを示した。地元紙『エラルド』が伝えている。

 昨夏に2年契約でサラゴサに加入し、リーガ1部昇格に向けて戦いを続けている香川。だがMLS(メジャーリーグサッカー)やトルコ、カタールなどを含めた多くのクラブが獲得への関心を示しているともここ数日報じられていた。

 アランテギSDは現地時間12日の会見で、「普通に考えればシンジはシーズンの最後まで我々と一緒にいるだろう」とコメント。「彼はここでプレーするためにスポーツ面でも金銭面でも大きな努力をしてきた」と述べ、香川自身がサラゴサでのプレーに強い思いを抱いていることを強調した。

 シーズン前半戦の香川は、開幕当初の活躍から徐々にトーンダウンし、大きな期待に見合うほどの活躍はまだ見せられていないと評されている。アランテギSDも、「後半戦が彼にとって非常に重要になるのは確かだ。もっと良いパフォーマンスを見せてくれなければならない」と香川にさらなる貢献を求めた。

「高いレベルはすでに示してくれている。序盤戦のいくつかの試合では非常に良いプレーをしていた」とSDは好調時の香川のプレーを評価。「彼の最高のレベルでプレーし、後半戦に重要な存在となれるように、調子を取り戻せるようにしなければならない」と復調を求めている。

 サラゴサは現在セグンダ・ディビシオン(スペイン2部)で昇格プレーオフ圏の3位に位置している。8シーズンぶりの1部復帰に向け、香川はチームの力となることができるだろうか。

【了】

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