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ラツィオのエース、“欧州得点王”へ好調維持。前半戦得点数は史上2位の記録に

text by 編集部 photo by Getty Images

チーロ・インモービレ
ラツィオのチーロ・インモービレ【写真:Getty Images】

 ラツィオのイタリア代表FWチーロ・インモービレが驚異的なペースでゴールを量産している。シーズンの半分を終えての得点数は、セリエA史上最多記録とわずか1点差の歴代2位となった。

 ラツィオは現地時間18日に行われたセリエA第20節の試合でサンプドリアと対戦。インモービレがハットトリックを達成するなどの活躍で5-1の快勝を収めた。

 第17節のエラス・ヴェローナ戦は延期となっていたため、ラツィオはこれがシーズン折り返しの19試合目。インモービレは現時点で実に23ゴールを記録している。伊紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』などによれば、過去のセリエAで前半戦にこれを上回る得点数を記録した選手はわずか一人だという。

 歴代1位は1958/59シーズンの前半戦に24得点を挙げたインテルのアントニオ・ヴァレンティン・アンジェリッロ。後半戦は9得点にとどまったが、計33得点でこのシーズンの得点王となった。

 インモービレは仮にこのペースで得点を重ねれば計46得点に到達することになる。1928/29シーズンのジーノ・ロッセッティ(トリノ)と2015/16シーズンのゴンサロ・イグアイン(ナポリ)が記録した36得点というリーグ最多記録を軽々と更新する可能性もあるかもしれない。

 また、インモービレは“欧州得点王”に贈られるゴールデンシュー賞の争いでも現在首位。RBライプツィヒのFWティモ・ヴェルナーが3ゴール差で続いている。過去10年間のゴールデンシューはリオネル・メッシとクリスティアーノ・ロナウド、ルイス・スアレスの3人が独占してきたが、今季は新たな欧州得点王が生まれることになるかもしれない。

【了】

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