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森岡亮太、アンデルレヒト時代の苦戦も成長の糧に。「忘れたくはない」

text by 編集部 photo by Getty Images

森岡亮太
シャルルロワの森岡亮太【写真:Getty Images】

 ベルギー1部のシャルルロワに所属するMF森岡亮太は、複数のクラブで経験してきたプレーが自身の成長に繋がったと感じているようだ。ベルギーメディア『スポーツ/フット・マガジン』が22日付で同選手のインタビューを伝えている。

 2017年夏に加入したワースラント=ベフェレンで衝撃的な活躍を見せ、半年後にはベルギー最大の名門クラブであるアンデルレヒトに移籍した森岡。そのアンデルレヒトでも最初の半年にはレギュラーとして活躍を見せたが、翌シーズンには出場機会を失い、シャルルロワに新天地を求めることになった。

 これまでベルギーでは攻撃的な「10番」のポジションでプレーし、多くのゴールやアシストに関与してきた。今季も序盤戦では10試合で6得点を挙げるなど高い攻撃力を発揮していたが、その後はよりポジションを下げて「6番」としてプレーすることが多くなっている。

 ベルギーメディアでは森岡のこの変化を「驚き」だと受け止めているが、森岡本人は「僕にとっては驚きではありません」とコメント。「こちらの方がプレーしやすい。より時間とスペースがあって、試合をコントロールできる。10番ではスペースがないのでそういうわけにはいかない」と話している。

 アンデルレヒトではベフェレンと異なる戦術などに苦戦したと振り返りながらも、その時期を「忘れたくはない」とも森岡は語る。「ベフェレンから直接シャルルロワに来ていたら“6番”はやれなかったかもしれない。アンデルレヒトでは守備の仕事についてもたくさん学ぶことができた」と、自身の成長に繋がったことを強調した。

 森岡はヴィッセル神戸からまずポーランドへ移籍し、これまで5シーズンを欧州で戦ってきた。「日本と一番違うのはサッカーよりも、欧州での生活に慣れること。同じ部分を挙げるのが難しいほど違う」としつつ、自身はその適応がスムーズだったことが欧州でプレーを続けている理由だと語っている。

【了】

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