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カバーニ、移籍破談でPSG残留。アトレティコ会長と代理人がお互いを批判

text by 編集部 photo by Getty Images

エディンソン・カバーニ
【写真:Getty Images】

 パリ・サンジェルマン(PSG)に所属するウルグアイ代表FWエディンソン・カバーニは、冬の移籍市場で他クラブへの移籍が決定せずPSGに残留した。アトレティコ・マドリーのエンリコ・セレソ会長とカバーニの代理人は、交渉が合意に至らなかったことについてお互いを批判している。

 PSGに移籍を直訴したことも明らかにされたカバーニに対しては、特にアトレティコが獲得に向けて熱心な動きをみせていた。だが移籍市場最終日となった1月31日までに取引は成立せず。アトレティコは代役として、過去に同クラブに所属していたベルギー代表ヤニック・フェレイラ・カラスコをチームに加えることになった。

 1日に行われたレアル・マドリーとのダービーマッチを終えたあと、セレソ会長はカバーニの獲得失敗に言及。「一部の選手たちと代理人や家族との関係は残念に感じられる。我々は搾取されるつもりはない」とスペインメディアに語った。カバーニの代理人を務める兄が要求した手数料が破談の原因だという考えを示したとみられる。

 その代理人のワルテル・グッリェルモーネ氏はスペイン『カデナ・セール』でセレソ会長に反論。「アトレティコは取引の総額を負担することができなかった。PSGは要求額を下げるつもりはなかった」と述べ、代理人手数料が破談理由ではないと主張した。

 カバーニはアトレティコへの移籍を強く希望し、そのために年俸を引き下げることも厭わなかったと代理人は主張。「金が問題ならエディはイングランドへ行っていただろう。マンチェスターかチェルシーに」と語っている。

 去就が不確定な状況の中、カバーニはPSGが1月後半に戦った公式戦5試合を欠場していた。だが1日に行われたモンペリエ戦には久々の出場を果たしている。

【了】

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