ミランとイタリア代表のレジェンドであるパオロ・マルディーニ氏の現役時代のプレー動画のひとつがチャンピオンズリーグ（CL）公式ツイッターアカウントで投稿され、改めて注目を集めている。

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　ミラン一筋で24年間のキャリアを過ごし、キャプテンも務めて数多くのタイトルをクラブにもたらしたマルディーニ氏。黄金時代を築き上げたクラブにおいて象徴的存在となり、世界最高の左サイドバックとして称えられた。

　近現代のサイドバックは突破力やクロス、ビルドアップなど攻撃面のプレーに強いフォーカスが当たっていると言える。マルディーニ氏ももちろん高い攻撃能力を備えていたが、それ以上に守備で魅せられる選手でもあった。

　2002/03シーズンCLのロコモティフ・モスクワ戦で当時34歳のマルディーニ氏が見せたプレーもそのひとつ。サッカーにおいて「芸術的」という修飾語はシュートやパスなど攻撃のプレーに冠されるのが常だが、まさに芸術的な守備だと言えるだろう。

　イタリア代表監督なども務めた父のチェーザレ・マルディーニ氏とパオロ氏に続いて、その次男である18歳のFWダニエル・マルディーニも先日ミランでの公式戦デビューを飾った。“マルディーニ王朝”を受け継いでいく存在となるのだろうか。