アヤックスに所属する26歳のモロッコ代表MFハキム・ツィエクは、来季からチェルシーへ移籍することが両クラブ間で合意に達した。13日に両クラブより発表が行われている。

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　選手本人の契約合意はまだとのことだが、よほどの急展開が無い限り正式決定に至ることは間違いないだろう。バイエルン・ミュンヘンやアーセナルなども関心を示していたという逸材は、フランク・ランパード監督のチームでプレーすることになる。

　ヘーレンフェーン、トゥエンテ、アヤックスとこれまで在籍した3クラブ全てでゴールとアシストを量産。他国ビッグクラブへの移籍は以前から確実視され、アヤックスがその後継者として堂安律の獲得を狙っているという話も盛んに伝えられていた。

　昨季はアヤックス移籍以降では自己最多となるリーグ戦16得点を挙げた。特に印象的な活躍を見せたのが、昨季の2018年12月に行われたデ・フラーフスハップ戦。アヤックスが8-0の大勝を飾ったこの試合で、ツィエクは現時点ではキャリア唯一のハットトリックを達成している。

　1点目はゴール前でシンプルかつ確実に合わせたダイレクトシュート。2点目は鋭く落ちる強烈なシュートを突き刺し、3点目は遠距離から非常に狭いコースを精密に撃ち抜いた。来季はこの左足をプレミアリーグでも楽しむことができそうだ。