元イタリア代表のロベルト・バッジョ氏が、2月18日に53歳の誕生日を迎えた。同氏の在籍したクラブや各種連盟などがサッカー界のレジェンドを祝福し、現役時代のプレー動画などもSNSに投稿している。

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　イタリア代表エースとして出場した1994年ワールドカップアメリカ大会決勝での悲劇のPK失敗が最も印象的ではあるかもしれない。だがそれ以上に数多くのスーパープレーを生み出し、世界中のファンを魅了し続けた選手だった。

　バッジョ氏が1985年から1990年まで在籍したフィオレンティーナは、今となっては貴重映像とも言える当時のプレー動画を公式SNSで投稿。あまりにもキレ味鋭いドリブルでミランやユベントス、ナポリの守備陣を切り裂いた勇姿を振り返った。

　当時20代前半のバッジョ氏は大怪我を乗り越えてフィオレンティーナの中心選手となり、イタリア代表でも地元開催の1990年ワールドカップに向けた期待の若手として売出し中だった頃。これだけのプレーを見せていた選手がユベントスに引き抜かれた時、フィレンツェで暴動が起こったというのも理解できるかもしれない。