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マンU失落のワーストイレブン。ファーガソン退任後に獲得したヘンテコリンな選手たち【粕谷秀樹のプレミア一刀両断】

シリーズ:粕谷秀樹のプレミア一刀両断 text by 粕谷秀樹 photo by Getty Images

MF

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【写真:Getty Images】

▽MF
ポール・ポグバ
バスティアン・シュバインシュタイガー
ヘンリク・ムヒタリアン
アンヘル・ディマリア

 彼らが実力どおりに活躍していれば、もう少し楽しく暮らせていたに違いない。シュバインシュタイガーはピークを過ぎており、ムヒタリアンは右往左往するシーンが多すぎた。彼らに比べれば、留守中の自宅を泥棒に物色されたショックにより、わずか1年でパリ・サンジェルマンに去ったディマリアには弁解の余地がある。しかし、集合時間にたびたび遅刻したり、英語のレッスンを何度もさぼったり……。クラブ内の信頼は得られなかったのは自業自得である。

 そしてポグバはミーノ・ライオラの言いなりだ。監督、コーチではなく、エージェントのアドバイスを最優先する扱いにくいタイプだ。近ごろはギャングまがいのスタイルでSNSを更新している。12年、サー・アレックスがポグバの才能を信じながらも、ユベントスにフリーで放出した理由が「輪を乱す者は不要」だった。しかし4年後、ウッドワードは1億5000万ユーロ(当時のレートで約178億5000万円)で買い戻し、ほとんど活躍できずに無駄なカネと時間を費やしている。

 お互いの発言をめぐり、ライオラとオレ・グンナー・スールシャール監督の関係も悪化するばかりだ。もはやポグバを留めてはおけない。夏の市場で、どれだけの額を取り戻せるのだろうか。ユナイテッドの設定額は120億円前後との説も伝わりはじめた。それにしてもこの4人、腹立たしいほどに豪華である。

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