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「泣いてない、寒かったんだ!」 “東欧のマラドーナ”、息子の大活躍に笑顔【EL】

text by 編集部 photo by Getty Images
ヤニス・ハジ
【写真:Getty Images】

 元ルーマニア代表のゲオルゲ・ハジ氏が見せた父としての一面が話題になっている。英『デイリー・メール』が21日、同氏のコメントを伝えた。

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 現役時代に“東欧のマラドーナ”と呼ばれたハジ氏。その息子であるヤニス・ハジは、この冬からスコットランドのレンジャーズでプレーしている。

 レンジャーズは20日、ヨーロッパリーグでスポルティング・ブラガと対戦。ホームで0-2という劣勢だったが、ヤニス・ハジがチームを救う。67分にハジのゴールで1点を返すと、同点に追いついたあとの82分にはFKでゴールネットを揺らし、スタジアムに歓喜をもたらしている。

 そのスタンドには、父の姿も。カメラには笑顔で立ち上がり、目元を拭うハジ氏が映っていた。

 試合後にハジ氏は「泣いてなんかいない。泣いているように見えたのは、寒かったからだ」とコメント。「レンジャーズはとても良い試合をしたから、おめでとうと言いたい。ヤニスに何かを言う必要はない。息子は自分が何をすべきか分かっているよ」と話している。

 一方、ヤニス・ハジは「家族全員が来ていたから驚きだよ。みんながここに来たのは初めてで、本当にうれしく思うし、誇りに思ってくれたと思うよ。父とは試合前に話した。いつも励ましてくれるから、試合前にはいつも話しているんだ」と語った。

 “東欧のマラドーナ”の涙の理由は謎に包まれたが、ハジ親子の絆が強固なことは確かなようだ。

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【了】

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