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マンC、グアルディオラ体制歴代フォーメーション。プレミア連覇の最強チームはどのように作られたのか

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

逆転で連覇達成(18/19)

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2018/19シーズンの基本フォーメーション

 このシーズンは、レスターからリヤド・マフレズを獲得したくらいで、プレミア王者は過去2年に比べて静かな夏の移籍市場となった。主力選手の退団もなく、プレミアとCLの2冠を狙える層の厚い陣容となった。

 ケビン・デブルイネやヴァンサン・コンパニにとってはケガに悩まされたシーズンとなったが、他の選手たちが彼らの穴を埋める活躍を見せた。加入2季目のベルナルド・シウバは、ウイングだけでなくデブルイネが不在のインサイドハーフとしても活躍。メンディは後半戦のほとんどを棒に振ったが、オレクサンドル・ジンチェンコが左サイドバックにコンバートされて高い攻撃性能を発揮した。

 リーグ戦は開幕から15戦無敗だったが、12月だけで3敗を喫して3位に転落。無敗を継続する首位リバプールとの差は一時、7ポイントまで開いた。連覇への道のりは険しくなったが、年明け初戦のリバプール戦に勝利したことで潮目が変わる。後半戦は18勝1敗と圧倒的な成績で勝ち点を積み重ねた。

 リバプールも無敗でその後を追ったが、シティがリバプールを1ポイント上回って連覇を達成。勝ち点98は前年に次ぐプレミア2位の記録となった。エデルソンは20試合でクリーンシート(無失点)を達成したが、リバプールのアリソンに1試合及ばず、ゴールデングローブ賞を逃している。

 CLではラウンド16でシャルケを2戦合計10-2というハイスコアで破ったが、2季連続で準々決勝の壁を越えられなかった。トッテナムを相手に2ndレグで2点のリードを奪って準決勝進出まで目前のところまできたが、73分にゴールを許して4-3とされ、アウェイゴール差で散った。

 FAカップではワトフォードを6-0で、カラバオ杯ではチェルシーをPK戦で退けてトロフィーを掲げている。国内3冠はイングランド史上初の快挙だった。

▽GK
エデルソン

▽DF
カイル・ウォーカー
ジョン・ストーンズ
エメリック・ラポルト
オレクサンドル・ジンチェンコ

▽MF
イルカイ・ギュンドアン
フェルナンジーニョ
ダビド・シルバ

▽FW
ベルナルド・シルバ
セルヒオ・アグエロ
ラヒーム・スターリング

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