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「死にそうな人がいるのに…馬鹿げている」。ウルブスの指揮官が試合開催に苦言【EL】

text by 編集部 photo by Getty Images

ヌーノ
【写真:Getty Images】

【オリンピアコス 1-1 ウルバーハンプトン EL決勝トーナメント2回戦1stレグ】
 
 ヨーロッパリーグ(EL)決勝トーナメント2回戦1stレグ、オリンピアコス対ウルバーハンプトン(愛称:ウルブス)の試合が現地時間12日に行われ、試合は1-1の引き分けに終わった。試合後、ウルバーハンプトンを率いるヌーノ・エスピーリト・サント監督が苦言を呈したと、12日にスペイン紙『アス』が報じている。

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 中国・武漢を発生源とする新型コロナウイルスは世界中に広がっており、欧州ではイタリアを中心に感染者数が増加していた。この事態を重く見たウルバーハンプトンは試合の延期を欧州サッカー連盟(UEFA)に要請したが拒否されている。試合はギリシャのスタディオ・ヨルギオス・カライスカキスで開催され、1-1の引き分けに終わった。

 ヌーノ監督は「死にそうな人がいる。その中でサッカーの試合をしているんだ。それは馬鹿げている。観客なしでプレーするのは意味がない。彼らを楽しませるために我々はサッカーをするのだ。現在の状況において、サッカー以上のするべきことがある。我々はそれを知っていて誰もが心配しているんだ。スタジアムのドアを閉めることは解決策にならない。正常な判断とは言えないよ。中断しないのはなぜなんだ? この姿勢を続けるのは危険だと思う」と語っている。


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【了】

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