【写真:Getty Images】
新型コロナウイルス感染拡大の影響により、4月3日までに開催が予定されていたプレミアリーグを含むイングランド国内の全ての試合は延期が決定された。だが、それ以降の再開に関しても悲観的な見通しが伝えられている。
【今シーズンの欧州サッカーはDAZNで!
いつでもどこでも簡単視聴。1ヶ月無料お試し実施中】
プレミアリーグでは現時点までにアーセナルのミケル・アルテタ監督とチェルシーのイングランド代表FWカラム・ハドソン=オドイから新型コロナウイルスの陽性反応が検出された。この事態を受け、全ての試合を延期とすることが13日に発表されることになった。
だが、今後の再開も難しくなるのではないかとの見方が強いようだ。英紙『ミラー』は、予定通りの再開は「ノーチャンス」だと複数のクラブが考えており、4月4日という再開予定日はきわめて非現実的であると伝えている。
プレミアリーグの緊急会合に出席したイングランドサッカー協会(FA)のグレッグ・クラーク会長も、今季の全日程を消化できなくなる可能性に言及したという。再開後の試合が7月頃まで開催されるのではないかとの見通しに加え、最悪の場合はこのまま今季が終了するのではないかとの懸念も広がっている。
英紙『テレグラフ』は、プレミアリーグが再開できずに終了となる場合の対応の見通しを論じた。リーグ中止となった場合の順位決定に関して明文化されたレギュレーションは存在していないが、現時点で首位に立つリバプールは優勝が認定されるのではないかとみられている。2位に勝ち点25ポイントの大差をつけていることもあり、他クラブからも反対の声はほぼないようだ。
一方、チャンピオンシップ(2部)との間の昇降格は困難な問題となる。今季プレミアリーグからの降格チームは無しとし、チャンピオンシップで自動昇格圏に位置するリーズとウェスト・ブロムウィッチを昇格させて来季プレミアリーグを22チームで構成することも可能性のひとつだという。その場合はリーグカップを中止してリーグ戦の試合数増加に対応し、来季終了後には5チームを降格させて再び20チームに戻すことになると想定されている。
【了】