イタリア・セリエAのユベントスに所属するポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドは、欧州で感染の拡大する新型コロナウイルス対策のため、自身の保有するホテルを病院として無償提供することを決めたようだ。スペイン紙『マルカ』が15日付で伝えた。

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　新型コロナウイルスは欧州各国で急速に感染が拡大し、サッカー界への影響も甚大。東欧など一部を除くほとんどの国の国内リーグや、チャンピオンズリーグ、ヨーロッパリーグ、各国代表チームの試合などが相次いで中止となっている。

　C・ロナウドは母親の看病のため母国ポルトガルのマデイラ島に帰国したあと、イタリア国内でウイルス感染が拡大している状況のためそのまま故郷に滞在している。だがウイルス感染に苦しむ患者や対策に奮闘する医療関係者のため一肌脱ぐことを決めた。

　C・ロナウドは事業のひとつとしてホテル経営も行っているが、ポルトガル国内に保有するホテルを今週から病院として利用できるように提供するとのこと。医者やスタッフの給料はC・ロナウドが負担し、患者は無償での利用が可能となるようだ。

【了】