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ロシアやトルコがEURO2020代替開催地に名乗り。今年12月への延期案も

text by 編集部 photo by Getty Images

EURO2020
【写真:Getty Images】

 新型コロナウイルス感染拡大の影響により、今夏に予定通り開催することが可能かどうか危ぶまれているEURO2020。現時点でウイルスによる被害の小さいロシアやトルコから開催地に立候補する声も上がっているようだ。

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 史上初の欧州12ヶ国による分散開催となるEURO2020は、今年6月12日から7月12日まで開催予定。だが欧州各国で新型コロナウイルスが拡大を続け、各国リーグや欧州サッカー連盟(UEFA)主催大会などの中止が相次ぐ現状では、開催を危ぶむ見方は強まる一方となっている。

 来夏へ延期されることが濃厚とも予想されているが、開催地を変更する提案も浮上した。候補とされているのは、現時点でウイルス感染がさほど広がっていないロシアやトルコ。欧州の大半の国で国内リーグが中止される中、両国では無観客や観客数制限などの措置を取りながらもリーグ戦が続行されている。

 ロシアはもともとEURO2020の開催国のひとつだが、より多くの試合を国内で開催する準備もあると表明。「拡大することは間違いなく可能だ。我々にオファーを持ってくるかどうかはUEFA次第だ」とドミトリー・チェルニシェンコ副首相の言葉をロシア『タス通信』が伝えている。

 一方スペイン紙『アス』は、トルコがEURO2020の新たな開催地として名乗りを挙げたとも伝えている。だが感染の拡大により、最終的には大会を延期せざるを得ないとの見方だ。

 2021年夏にはFIFAクラブワールドカップが開催されるため、EUROの来夏開催には国際サッカー連盟(FIFA)との合意が得られないのではないかとの懸念もある。スペイン『カデナ・セール』は、各国リーグと合意できるのであればEUROを今年12月に開催する案もあると伝えている。

【了】

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