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本田圭佑、初ゴール喜ぶもドローに複雑「PKがなければ厳しい評価でもおかしくない」

text by 編集部 photo by Kaz Photography

本田圭佑
【写真:Kaz Photography】

 ブラジルのボタフォゴに所属する元日本代表MF本田圭佑は、現地時間15日に行われたリオデジャネイロ州選手権第3節のバングー戦で待望の公式戦デビューを飾った。試合後には自身の有料メルマガ『CHANGE THE WORLD』を通してインタビューを配信し、新天地での初のプレーを振り返っている。

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 インサイドハーフとして先発出場した本田は前半30分、味方選手が獲得したPKを確実に決めて移籍後初ゴールとなる先制点を記録。だが59分にチームが同点ゴールを許したあと63分にはベンチに退き、試合はそのまま1-1のドローに終わった。

 オーストラリアやメキシコでもデビュー戦で初ゴールを決める勝負強さを見せてきた本田だが、今回も初戦で結果を出すことを強く意識していたようだ。「そこはいつも以上にこだわって準備してきた」とコメントしている。

「デビュー戦というのは、他の仲間の心を一気に掴むのに一番大事な場なので。それを狙って、その緊張感を自分に与えながら1カ月間練習してきた」と本田。「PKというのは意図した形でなかったですけど、どういう形であれ個人的に数字を残すのが最も大事なことだった。最低限やりたかったことができたのは良かったと思っています」と狙い通りの初得点を喜んだ。

 一方で、そのゴールがチームの勝利に繋がらなかったことへの複雑な思いも口にしている。「(後半は)チームの出来に個人の出来も引っ張られた部分はあるんで、不完全燃焼ではありましたね」と率直に語り、「PKの得点がなかったら厳しい評価をされてもおかしくなかった。厳しい自己評価もしておくべきやと思っています」と自身のパフォーマンスを分析している。

「僕は90分出て、その中で結果を出す挑戦をしているんで」「今日もまったく交代させられる意味がわからなかった」と早い時間帯での交代に納得していないことも認めつつ、「照準を1試合先に合わせて、そこで結果を出すために挑戦していこうと思っています」と今後のさらなる活躍を誓った。

【了】

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